イペ
今回の旅行で、ずっとIpe Roxo「紫イペ」を探していました。
なかなか出会えず、半ば諦めかけていましたが、アマゾンを訪ねた最後の最後の日(5日)に出会った時は感動しました。
イペはノウゼンカズラ科の樹木で、学名=タベブイア・アベラネダエです。
花の色は黄色・紫・白・ピンクにオレンジ色などの花をつけるものもあるようです。
今回は黄色と紫が紹介できます。
黄色の花をつけるイペはブラジルの代表的な花になっているほどポピュラーで、日本で言えば、桜と同じようなものかなぁ〜。
紫の花をつけるイペは、南米ブラジルアマゾン川流域の熱帯雨林に自生する広葉樹で、高さ30メートル以上、大きさ直径60センチ以上にもなる巨木で、地上から20〜30メートルの高さに枝葉があり、赤紫の花をつけます。
イペの木質は重堅で、耐朽性,耐蟻性に富み、日本ではマンションのウッドデッキや公園のベンチ等に使われて、雨にも風にも太陽にも耐えられる堅質の木材です。他には埠頭、橋梁、杭、ステッキ、弓、釣竿などに使われているようです。
紫イペの樹皮には薬効があると言われ、現代人のガンなどのさまざまな病気に著効をもたらすことが明らかになり、南米諸国は勿論、欧米諸国や日本でもタヒボ茶として愛飲されているようです。
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