9月20日一路サルバドールへ、18時55分サルバドール着。
ポルトガル人により発見されたブラジル。ポルトガル王朝はその第一歩として、1549年にサルバドールに総督府を置き、1763年にリオデジャネイロに総督府を遷すまで政治・経済の中心として発展したサルバドール。歴史的な建造物・教会等数多く残っている町である。経済発展に伴いアフリカから奴隷(Escravos)として黒人が多く送り込まれた。現在サルバドール市は人口約350万人、その80%を黒人が占めている。
大西洋に砲口を向けた大型大砲が数基設置された要塞(Museu Nautica da Bahia)。
サルバドールの海岸線には下町と上町の地理的に落差の大きい場所がある。以前は荷物を担いで昇り降りしていたが、今ではエレベータが設置されている。
4基の大型エレベーターがフル稼働しており、1回20センターボス約5円で乗れる市民の足となっている。
下町にはみやげ物売場等のマーケットがあり、エレベーターに乗り上町に昇ると、そこには重厚なヨーロッパ文化が感じられる街並みが広がる。
かつて奴隷の売買取引を行っていた場所は、今では市の博物館になっている。
博物館から市中を散策しながら歩くと大きな公園に出くわす。長閑な公園で白人女性の髪を細い三つ編みにする黒人の男女。白人女性はスエーデン人で、日本にも行ったことがあるとのことだった。又公園には、民族衣装の黒人女性も多く、見て楽しましてくれる。
歴史的なBonfin教会、要塞、奴隷市場、神々の宿る湖など趣と重みのある街がサルバドールである。
|