悪魔の喉笛と言われる滝壷は陸路ではアルゼンチン側の国立公園内でしか見る事が出来ない 。
ブラジル側からタクシーでアルゼンチン国境に、ゲートで5分程度の簡単な入国手続きを行いアルゼンチン側イグアス国立公園に向かう。国境警備の軍隊の敷地を通りぬけ、タクシーで30分も走ると国立公園の入口に到着する。
入園料を支払い徒歩での見学になるが、今では滝壷迄の列車に乗ることも出来る。30分毎のダイヤで僅か12分の列車の旅であるが、並ばないと乗れないほど観光客も多い。
終点に到着すると河の上に架かる遊歩道を歩く事15分、悪魔の喉笛に到着する。
滝壷を覗き込むと吸込まれそうな恐怖感と足の竦む思いもある。
水量も多く、いつ行っても水煙に遮られて滝壷を見る事は出来ないが、天気が良いと滝壷に大きな虹もかかり一見の価値はある。
滝壷を見学した後は出発点まで列車で戻り、滝の上側を歩く遊歩道に向う。上から見る約1時間の滝の景観を楽しむ。その後下側を歩く遊歩道に向い、下から見上げる滝の雄大さを楽しむが、1時間の遊歩道の中には滝の飛沫をまともに受けるところもあり、濡れるのを覚悟しておく必要がある。
ブラジル側と同様に、遊歩道を歩いて2時間程度の見学であるが、自然の中の散策であり、自然浴を楽しみながら気分も爽快になれる。滝見学には防滴用具の持参が良いが、濡れながら歩くのも一興である。
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